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お花・お庭・子育て


by mothergarden
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娘がうまれた時のこと 6  「2日目」

3月3日
産後二日目

産後はYさんが毎日来てくれることになっています
おっぱいマッサージ、さらしを骨盤にきつく巻いてくれる、血圧を測るなど・・・
本当なら、赤ちゃんのお風呂も入れてもらうのですけど

出血が予想通り多かった私は、絶対安静でした
赤ちゃんを連れて行かれた後、
I先生が「骨盤にさらしをしっかり巻いて、赤ちゃんに会いに行こうね!」
と言ってくれましたが、とても歩ける状態でないようです

今日、会えないのか
「3日間様子みるって」と主人から聞いた、赤ちゃんの様子を思い
3日間は、我慢しよう・・と思っていました
あさってになれば、この布団で、一緒に寝れるんだと・・・

主人がNICUへ面会に行ってくれました
面会時間は、13時から16時の間と18時から20時の間
両親しか入れないそうです
手を洗って、消毒して、白衣を着て・・・

24時間の峠は越えたそうです
ビデオで撮影してきてくれました
私には見せてくれません
「映像は、産後の目によくないし、泣き声聞いたら、つらいやろ」と言います
「ちょっとだけ、見たい!」
一時停止画面を見せてくれました
管だらけで、昨日産まれた時と全然違う顔です
薬で顔がパンパンになってる感じでした
「ほら、見ないほうがよかったやろ」
「・・・・」

保険証を早く作るように言われたそうです
という事は、名前を付けなければなりません

前から、名前の候補をいくつか考えていましたが
姓名判断は、本によって色々です
私達の人生を振り返って0学がかなり当たっていたので
前に見てもらったことのある0学のH先生に相談することになってました

県外に住んでらっしゃるので、今回は電話とファックスでやりとりすることになりました
考えた名前を伝えると、字画が合わないようです「何度も事故に合うとか・・・」
そんなの聞いて、その名前をつける訳がありません
最高の名前を3つ考えて、ファックスしてくれました

私がおっぱいマッサージをYさんにしてもらってると
母が、「ファックス来たよ この三つの中なら、ユイやね!」と言っています
「どんなのあるん?」と私
母は主人にも「ユイが良いよね!」
「なんで、お母さんが決めるん?」と笑ってしまいました
父にも聞いたらしく「お父さんもユイやって!」
わたしがファックスを見ることなく、決まったようです
Yさんも笑ってました

「佑衣」
佑は、人の魂が斜め45度後ろに存在するという字
衣は、松葉にかかる天女の羽衣をイメージされたそうです
自分の魂に忠実で、天女のように自由に羽ばたく人になってほしいものです
名前だって、赤ちゃんが選ぶそうですから
このいきさつは、一つのメッセージとして受け入れることにしました

検診に通ってた病院から、Yさんが採血セットを借りてきてくれて
私の血を病院に持って行って、検査してもらいました
ヘモグロビン数値13あったのが、8
やはり、かなり貧血

夕方、病院助産婦Oさんが、増血剤を持ってきてくれました
Oさんは、私のお産が終わって、すぐ病院の仕事でした
ひざに、真っ赤な血が付いていたの落ちたかな?
8時から仕事なのに、7時半まで、うちにいてくれて大丈夫やったかな?徹夜で・・・

と思っていましたが
「全然大丈夫やったよ」と明るく振舞ってくれます
「今日、先生にお産の経過と赤ちゃんがNICUに行ったって、話したけど
病院でも同じことやったし、処置も早くて良かったねって言ってたよ」
「そして、お産は最高のお産やったね!」
この言葉に救われました

その後、かずみん、かずんた、義母、妹が来てくれました
3月3日なので、ひな祭り かずんたの誕生日でもあります
母が、ちらし寿司とはまぐり汁を作ってくれ、みんなでお祝いしました

私と妹に、本当は弟がいました
死産だったそうですが、前置胎盤で出血が止まらなかった母は
妊娠6ケ月で帝王切開するしかなかったそうです
母は産みたいと言ったけど、母体がもたないだろうし
万が一の事があったら、小さな私と妹がかわいそうだろう と祖母が説得したそうです

3月3日は、その弟の命日でした
小さい頃、3月3日は仏壇にお参りしてた記憶があります
ですから、3月3日は、悲しい特別な日でした

私のお産が近づくにつれ、3月3日に元気な子が産まれるのも良いな~
と考えてたことがあります
そうしたら、3月3日はハッピーな日になるのに!と

でも、2日に生れてNICUに入りましたが
県中のNICUはこの日で満床、空きの保育器がなくなったそうです
3日に生れていたら、受け入れてもらえなかったそうです
弟が、おまえは2日に出れよ!と送り出してくれたのかもしれません

この日は、義母が泊ってくれました
赤ちゃんもいないのに泊ってもらって、申し訳なく
「赤ちゃんがいなくて、ごめんね」と言いたいけど
言うと、泣いてしまいそうで、言えません
できるだけ、明るく振舞っていました
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by mothergarden | 2005-11-14 21:20 | 娘がうまれた時のこと