お花・お庭・子育て


by mothergarden
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カテゴリ:旅( 1 )

10年前 カナダで

花屋さんに勤めた一年目 カナダへスキーに連れて行ってもらいました
あの頃は、ボーナスで現金もらったほうが・・・なんて思ったりしたけど
あの体験は自分だけで、できません 
今さらながら、オーナーに感謝しております

96年1月5日出発 6日間の旅
オーナー夫妻とスタッフ、お客さんの 総勢9名で
(当時、2歳になったばかりの、オーナーのお嬢さんは、ばあちゃんに北海道に行くからと言って預けて・・・今思うとすごいですね)
税関で「みんな同じグループです!」なんてアホなことを言って
オーナーのご主人が「YOUR KIDS?」と聞かれました「え?7人兄弟?私達・・・」

飛行機は全席禁煙になったばかりで、喫煙者の方はつらい長旅だったようです
行き先は、カナダのアルバータ州「バンフ」
宿泊先は、かの有名な「バンフ・スプリングス・ホテル」お城みたい!
しかも、6日までとてもゴージャスなクリスマス飾り どこもかしこも!
着いてみると、氷点下30度「寒い~!」ってもんじゃない・・
外に出た瞬間、「パシパシパシ」っと鼻毛が凍ります

ゲレンデに行っても、”フェイスマスク”をしないように!と注意を受けました
鼻息が瞬間凍るから、凍傷になるそうです

馬ゾリにも乗りました
ウサギの肉を食べた記憶も・・・

ゲレンデで滑るだけでは、日本と変わりません
「ヘリスキーをしよう!」という事になりました
4名で申し込み 
でも、4名だけだと、ヘリが飛ばないそう
当日、オランダ人4名のグループも申し込みがあって決行!

車で3時間くらい山道を登りました
着いた山は「ゴールデン」
ヘリに乗る前に、契約書にサイン
「事故が起こっても、申し立てしません」みたいな・・・

そこで、初めて知ったのです
ヘリスキーは上級者以上だってことを
私は、ボーゲンです
どんなところも一応滑れるとおもうけど、なんて所に来てしまったのだろう・・・

Fatスキーという、少し太い板を履きます
しかも、「雪崩探知機」を体につけて、説明を受けます
「誰かが雪崩に巻き込まれても、助けようとせず、見届けてください その場所を覚えておいて、探知機で探し出します」
探知機が反応した付近を掘って捜すそう
「ひぇ~」
「雪崩に巻き込まれる!と思ったら、空気を確保してください」
両手で、口をふさぐより、腕を顔にあてて、より多くの空気を作るとか・・・
なんだか、世界まるみえテレビ特捜部を見てるようです
すっかり、言葉を失ってしまいました
生きて帰れるんだろうか・・・

「用をたすときは、雪を掘ってどうぞ 気持ち良いですよ」
なんて言われても笑えなかったなー

私達4人、オランダ人4人、ガイド2人がヘリに乗ります
すごい吹雪
「こんな吹雪でヘリ飛べないやろ~今日は、中止って言ってー」と心の声
飛びました
山岳ガイドは「普通、こんな状態でヘリを運転できないですよ 彼はとても優秀なパイロットです」なんて言ってます
「あ~神様 前も見えないほどなのに、命を預けて良いのかしら?ホテルでのんびりしてれば良かった~」と後悔の渦

見渡す限り、雪山
ヘリから降りて「さあ、伏せて!」
すごい風を撒き散らし、ヘリが飛んで行ってしまいました
サンドイッチ、チーズ、クッキーなど入った紙袋が配られ、雪の上で食事
あまり、食欲もわきません
オランダ人が「ジャポネ・・・」話しかけてきても、チンプンカンプンです

さあ、すべります
山岳ガイドの指示に従って
新雪は、腰の高さまで積もっています
誰も踏み入れてない、雪山
白銀の世界ってこれだわ!なんて言ってる余裕もありません

広い斜面は、一人が滑り終わるのを待って、後をついて行きます
(雪崩を誘発するので)
小さな雪玉が転がり始めて、だんだん雪崩を起こすのを見てしまいました
生きた心地がしません

クロスカントリーのように、木々の間を歩いたりもしました
多分、とても大きいだろう「もみの木」の上の部分だけ、雪から顔を出してます
それほど、積雪があるのですね
転ぶと、もがいて、もがいて、どんどん埋まって、5分ほど起きれません
すごい体力を消耗します
なんてったって、富士山より高いところにいるんです
息は「ハアハア」

でも、私は普段から、ボーゲンで足を使うことに慣れていて
後形ぎみな悩みも、新雪には役立つようです
おもしろい!とワクワクしてきました

普段綺麗に、力を入れずに滑れるGさんは、喫煙者ということもあって
「もう、ダメ~」呼吸がとても苦しそう!

あるところまで来ると、ヘリが待っていました
私達は、また違う場所へ飛んで、へりはまた他の場所で待つそうです

Gさんが「ヘリの中で待つわ」と言い出しました
私達もオランダ人にとてもついて行けず、迷惑そうだったけど
Gさんは、さらに時間がかかったのです
山岳ガイドが、「もみの木」の枝を折って、香りを楽しませてくれたり
「ゆっくりで良いから」と言って励ましてくれたけど
「もう滑る体力がない」と言います
山岳ガイドは、ヘリの中で待つなんて、凍死するかもしれないと説得!
Gさんは「凍死しても良いから、ヘリで待つ」と言います
山岳ガイドは、しぶしぶ了解しました

大丈夫かな?心配だけど、滑り始めました
息切れ動機がすごいけど、おもしろい!こんなことゲレンデでできない!
ヘリが止まってる場所に辿りつきました
Gさんが笑顔で待ってます よかった~

また、ヘリで飛んで、違う山へ
山岳ガイドのストックが、ある拍子に飛んで、新雪の中をみんなで捜しました
雪を掘っても、掘っても見つかりませんでした
みんな、埋まった場所を見ていたのに・・・
それくらい、恐ろしい雪山ってこと?
それでも、何とか満喫して帰ってこれました 無事に

山岳ガイドの方から、「カナダに来てウチの会社のスタッフにならないか?」
と言われました(私と、Yさんに)
「あなた達なら、ここで十分にやっていけるから」なんて
夏は、国立公園のガイド、バンフの案内など、とても忙しいそうで・・・
みんなに言ってるのだろうけど、私とYさんは本気で考えました
「カナダで暮らせば、またヘリスキーができる!ワーホリ?」

ヘリスキー病はおさまりません
「また、行きたいよねー」
日本に帰国して、すぐカナダ大使館に電話しました
「今年のワーキング・ホリデーの受付は終了いたしました」
がっくり

あの体験をしてしまって以来、スキーへ行かなくなりました
ゲレンデじゃない所を滑りたい・・・
価値観がひっくり返ってしまったのでしょうか

カナダに行っていたら、どんな人生になってたかしら・・・
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by mothergarden | 2006-01-05 22:08 |