お花・お庭・子育て


by mothergarden
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娘がうまれた時のこと 4 「誕生」

3月1日
21時 
陣痛促進のため、三隠交にお灸、Yさんのフットセラピー

22時 
陣痛15分毎
母子手帳に分娩時間と記入されるのは、陣痛が10分間隔になってから
赤ちゃんと胎盤が出終わる間の時間だそうです
だから、この時点では、お産は始まってないのです

足のむくみが取れず、くるぶしが分からないほどポンポンです
ベテラン助産婦Kさんは「これじゃあ、良い陣痛来んね。ぐーっと眠るまっし」
横になっても眠れません
だって、どんな陣痛がくるのかと思うと気が気でなくて・・

部屋は、暗く、ふすまを閉め切って
暖房で熱くなってました(すべて赤ちゃんが出てきた時のためです)
I先生は、部屋の隅っこで小さなライトをつけて、カルテを記入しています

23時
足湯に入ってみる
すべて、私がしたい行動をさせてもらえます
40分ほどで、上がり、暗い中トイレに向かうと
「ぐにゃっ」
コタツで寝ていた1歳のえいたをふんでしまいました
ごめんね~

何度もトイレに行きました
ウンチが出そうで・・
でも、出ません
赤ちゃんの頭が下がってきてるから、そう感じるだけなのです
トイレには、Yさんも一緒についてきてくれ、赤ちゃんの頭を?おしりを?
押さえててくれました
友達のかずんたは、トイレで産むんじゃないか?と思ったそうです

3月2日
0時
寝てみる
陣痛は10~20分間隔

1時
陣痛が10分間隔に
げっぷがよく出る
トイレで吐く
夕方5時頃食べた、おにぎりなどが、全然消化されてませんでした
不思議です

4人の助産婦さんが、あらゆる場所をさすってくれます
陣痛が来そうになると、お腹をさわってる助産婦さんが
「今、来るね」と言うんです
緊張しました
そして、いてててて・・・
でも、ヨガの呼吸法でファーーーと痛みが抜けるほどです
しかも、「尾てい骨」を押してもらうと、すーっと楽になるんです

1時40分
ニ階で寝ていた主人の登場です
何度も、「もう、ご主人呼ぶ?」と言われましたが
寝れるときに寝ていてほしかったので「まだいい」と言っていました

四つんばいの姿勢で、主人につかまります
また、陣痛は10~15分毎に

2時
こんにゃくを湯せんして、こんにゃく湿布
「気持ちいいー腰が抜けそう~」と言ってたそうです

3時
陣痛が強くなってきました
3時20分
「お風呂に入りたい」
ふらふらと歩いて行って、ドボンと浸かると「気持ち~!」
Yさんに借りているジェットバス
10分入ると、30分入った効果があります

腰湯なので、主人が背中にかけ湯をしてくれます
病院助産婦のOさんが、手を伸ばし、お腹をさすり、尾てい骨を押してくれます
お風呂に入ってる私に、こんなことしてもらうのって
すごく辛い体勢だったと思います
Oさんも、主人も
しかも1時間以上入っていましたから・・・

お湯に浸かっていると、陣痛がとても楽です
入浴中は、2~3分の陣痛
意識がもうろうとしていました
お風呂を上がると、どんな激しい痛みがやってくるのか?
怖くて上がれません
でも、一時間以上たって
「今、上がらないとあがれなくなる!」と思った瞬間がありました
ザバッと立ち上がり、ふらふら出て
Yさんが広げてくれたタオルシーツに包まれ、身体を拭いてもらいました

私が、お風呂に入ってる間だけ、I先生、Kさん、Yさんは仮眠をとったようです
すごいですよね~昼間も働いていたんですから・・

それからは、あっという間でした
3人の助産婦さんが、身体をさすってくれて
Kさんは、会隠に蒸しタオルをあててくれます
それが、最高に極楽でした

5時20分
子宮口全開

陣痛は1分も間隔がないのに、おさまるとすぐ眠る
眠くて眠くて、生まれたら、ぐっすり寝たい!と思っていました
そして、体勢を色々変えました
横になりたい!次はよつんばい
その次は座る・・・

どうしても、仰向けだけは、出来ませんでした
赤ちゃんも一番苦しい体勢だそうですね
「分娩台に縛られて、お産する人を尊敬するわ」と思いました
主人にしがみつきながら、「この分厚い肩に噛み付いてみたいな」と思ったりしました

赤ちゃんの心拍はずっと高かったです
ただ、心音を見る機会を当てるのに、助産婦さんはとても苦労していました
私があまりに動くものですから・・
この体勢は、赤ちゃんがとらせるそうです
赤ちゃんが苦しくないように
母は、それを感じとって、体勢をかえるのだと聞いて驚きました

心音が元気だったから、病院搬送されなかったものの
病院だと、微弱陣痛で促進剤を打たれるか
吸引されるか、帝王切開されていたと思います

「また、トイレの便座に座りたい!」
とにかく、穴のあいた所に座りたいのです
Yさん付き添いです
最後のトイレは6時6分
「椅子が二つあれば、助産婦が向かい合わせに座って
その二人の膝に座ってもらう方法があるけど・・・」とYさん
ニ階に椅子があるけど、もう声も出ません
「だれか、思いついて、持ってきて欲しいな~」心の中で思ってました

とにかく、のどが渇いて「お茶ほしい!」
かずんたとかずみんが変わりばんこに持ってきてくれます
20杯ほど飲んだかな?

産婦をどれだけ、解放に導けるかが、助産婦さんの力量だと聞いた事があります
「大声出して、叫んでも良いよ」「暴れて良いよ」と言うけれど
声が出ない、眠い・・・・
充分、素の状態なんですけどね

会隠に当ててくれている蒸しタオルをお湯で絞って取り替えてくれるのですが
外した瞬間「痛い~早くあてて~!」気絶しそうな痛みが襲います
「赤ちゃんお願い!早く出てきて!」

「赤ちゃんの頭が見えてきたよ」とKさん
「鏡でみる?」
もう、ぐったりの私は、「いいわ」
「ほらほら、出てくるよ!」母達も、みんな集まってきました

「次の陣痛から、うーうん!っていきんでみようか」とI先生
いきまない、お産だと思ってたので、戸惑いました
「う~ん!」助産婦さんも全員声をそろえて「う~ん!」
これが、気持ち良い!すごい便秘?みたいな感覚なんです
「大きいウンチ出るみたい、出たらすごいスッキリしそう!」
実況中継して「余裕やね~」と言われました

助産婦さん全員が、大きな声で「上手!上手!そうそう!」と励ましてくれます
また元気が出ます
赤ちゃんが出たり、入ったりの繰り返し
病院だと、ここで会隠切開して、赤ちゃんを取り出すそうですが
このお産は、赤ちゃんが自分で出てくる力を信じ待ちます

それを見ていた妹は、「赤ちゃん上手!上手!」と思っていたそうです

頭が全部でました
本当に回転して出てきました
私は、横になって、片足をI先生の方に乗せてる体勢でしたから
股の間から、見えたんです

「この後は、絶対いきまないでね」とOさん
身体が出る時、いきむと、会隠が切れるそうです
しずかに「ファー」と息を吐きます

産まれました!6時51分です
私の母が、「どっち?どっち?」
「お父さん、どっちか見て!」とYさん
「女の子や」と主人
「わぁ~パチパチ!」とみんな
やっぱり!最後の病院検診で、エコーに股が写ったような気がきてました
うれしい!

私の左胸の上に赤ちゃんを乗せてくれました
「やっと会えた!」
お友達のTさんが、出産準備クラスで一人目のお産の話をしてくれたとき
「こんなに、胸が震えるほどの感動って初めてだった」と言っていました
本当に、言葉になりません
私より産まれてくる赤ちゃんの痛みのほうが、すごいそうですから
「本当に生まれてきてくれて、ありがとう!」

「へその緒さわってみて まだドクドクしてる?」とYさん
「もうしてないかな~」
「お父さん切る?」とOさん
「ごめん、私達で切らしてもらうわ」とI先生

一瞬なんで?と思いました

さあ、胎盤を出すため、お父さんが赤ちゃんを抱っこします
固まってるな・・・抱っこポーズがぎこちない
みんな集まって見ています

胎盤が出るのに、20分
I先生がおっぱいをつまんで、コリコリ刺激(飛び上がるほど痛かった)
ゴールドフィンガーのKさんにより、やっと胎盤が出ました
胎盤は720グラム
大きな臓器でした

また、赤ちゃんを胸の上に寝かせてくれます
一瞬目があったような気がしました
ぽわんとした目がかわいい!主人にそっくりです

会隠は切れてないそうです
「おしもは、きれいだから、もう一度お嫁に行けるわよ」とI先生
笑ってしまいました
「会隠が切れないようにでてきてね!」とお腹に語りかけてたので
赤ちゃんは、上手に出てきてくれたようです

Yさんが、「赤ちゃんの呼吸が苦しそうだし、県中のNICUの先生に相談したら、
今、見に来てくれることになりました」
「出てきた時、へその緒二重巻きで、お腹のなかでウンチした羊水をたくさん飲んでたの」
とI先生が言います
「へその緒は伸びきってたし、早い時期から巻いてたと思うよ」とI先生

胎盤の状態を説明してもらって、新聞に包んで、
主人が庭の桜の木の下に埋めてくれました
「今までありがとう!」と感謝して

赤ちゃんの体重は3200グラム

「ピーポーピーポー」サイレンが近づき、音が止まりました
男の先生が入ってきて「お母さん、赤ちゃんの鳴き声おかしいと思いますか?」
「わかりません」と私は言いました
元気だと思っていましたから・・・

ドクターが到着するまで、Kさんがストローで飲んだ羊水を吸引してくれました
顔色も良くなったし、大丈夫なら、先生だけ帰ると思っていたのに
「一度病院へ連れて行って、具合をみますね」と言うんです

言葉を失いました
「羊水を吸引したら、すぐ戻ってこれるよ」とI先生
「はい、お願いします」
連れ去られてしまいました

「あんなに元気に産まれて、あなたも赤ちゃんも一緒によくがんばったんだもの!
吸引して、検査して異常なければ、今日中に帰ってこれるよ」とI先生

本当にその言葉を信じていました
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by mothergarden | 2005-11-11 18:47 | 娘がうまれた時のこと